大学生で免許を取って初めて自分のお金で買った車の思い出

大学生活の終わりに購入した赤いヴィッツで10万キロ以上走った思い出

 

あなたは自分で買った初めての車を覚えていますか?

 

僕にとって、大学生活の終わりに購入した赤いヴィッツは、単なる移動手段ではなく、青春そのものでした。

 

 

教習所での緊張感溢れる日々から始まり、アルバイトで必死に貯めたお金、友人との忘れられないドライブ、そして社会人になってからの毎日の通勤まで。一台の車が僕の人生に彩りを加えてくれたのです。

 

 

この記事では、免許取得から始まり、念願のマイカー購入、大学時代の思い出、そして社会人になってからの10万キロに及ぶ道のりまで、僕と愛車の物語をお伝えします。車を持つことの大変さも、喜びも、全てをありのままに綴りました。

 

これから車の購入を考えている方も、懐かしい初めての愛車を思い出す方も、ぜひ最後まで読んでみてください。きっと、あなたの中にも眠っている「車との思い出」が目を覚ますはずです。

 

 

教習所での免許取得と初めての運転体験

大学1年生の夏、実家に帰省するやいなや、僕はすぐに地元の教習所に入校手続きをした。大学のある都会では車の必要性をそれほど感じなかったが、「いずれは自分の車が欲しい」という思いは高校生の頃からずっと抱いていた。

 

教習所には毎日バスで通った。朝早くの始発バスに乗り、30分かけて教習所へ。まだ朝露の残る駐車場に立ち、これから自分が運転する車を眺める瞬間はなぜか胸が高鳴った。

 

 

最初の座学では交通ルールや標識の意味を学んだ。当時は「こんなに覚えられるのかな」と不安だったが、実際に路上に出てみると、理論と実践が結びついて理解が深まっていった。

 

初めてエンジンをかけた日のことは今でも鮮明に覚えている。インストラクターの指示に従って、おそるおそる鍵をひねると、車体が小刻みに震え、エンジン音が響いた。その生命力を感じるような振動は、今でも新しい車に乗るたびに思い出す感覚だ。

 

 

僕はあえてマニュアル車の免許取得を選んだ。「本当の運転はマニュアルだ」という父の言葉に影響されたのだ。これが後々、とんでもない苦労の始まりだとは知らずに。

 

特に苦戦したのが坂道発進だった。緩やかな上り坂で、クラッチとアクセルの絶妙なバランスを取りながら発進する技術は、何度も失敗を重ねた。

 

エンストの連続で、後ろには待機する教習車。焦れば焦るほどうまくいかず、インストラクターの「焦らなくていいから」という言葉が逆にプレッシャーになった。

 

 

縦列駐車も僕の天敵だった。バックミラーだけを頼りに車を後退させ、狭いスペースにピタリと収める技術は、感覚を掴むまでに幾度となく練習した。

 

「もう少し右、もう少し左」というインストラクターの指示に一喜一憂する日々。でも、上手く駐車できた時の達成感は格別だった。

 

 

教習所通いの2ヶ月間、仮免許を取得してからの路上教習では、初めて一般道を走る緊張感と楽しさを同時に味わった。信号待ちで隣に大型トラックが並ぶと、自分の車がなんて小さく感じることか。

 

それでも、風を切って走り抜ける感覚は自由そのものだった。試験前夜は緊張で眠れなかったが、無事に一発合格。免許証を手に入れた瞬間、「これで自分の車を持てる日が来る」と確信した。

 

 

念願のマイカー!バイトで貯めた資金でヴィッツを購入するまで

免許を取得してからの大学生活、僕の頭の中は「いつか自分の車を」という思いでいっぱいだった。アルバイトの給料が入るたびに、専用の口座に少しずつ貯金していった。

 

大学3年生の冬、就職活動が始まり、地元に戻って働く決心をした時、「卒業までに車を買おう」と決意した。毎週末のカフェでのバイトに加え、平日の夜は塾講師のアルバイトも始めた。友達と遊ぶ時間を削ってでも、車購入という目標に向かって頑張った。

 

 

頭金として30万円を目標に貯金を続けるなか、どんな車を買うか考えるのが日課となった。新車は予算オーバー、でも安すぎる中古車は故障が心配。そんな葛藤の中、ネットで中古車情報を見漁る日々。

 

「燃費が良くて、維持費が安くて、それでいて信頼性の高い車」という条件を満たす車種を探した結果、トヨタのヴィッツに決めた。コンパクトながらも室内空間が広く、何より燃費の良さと耐久性の高さが決め手だった。

 

 

大学4年の夏休み、いよいよ車を買う時が来た。地元の中古車ディーラーを片っ端から回った。

 

「大学生が初めて買う車」と言うと、親身になって相談に乗ってくれる店員さんもいれば、「安い車しか見せてもらえない」と感じることもあった。

 

そんな中、走行距離3万キロ、5年落ちの赤いヴィッツを見つけた。外装も内装も比較的きれいで、試乗した際のエンジン音も安定していた。価格は105万円。頭金30万円を入れて、残りはローンを組むことにした。

 

 

親に保証人になってもらうために、購入の意思を伝えたときのことは忘れられない。「本当に必要なの?」「ローンの返済、大丈夫?」と心配する両親を前に、就職後の返済計画書を見せて説得した。

 

結局、父は「自分の決めたことに責任を持て」と言いながらも保証人になってくれた。その言葉の重みを、僕は車に乗るたびに感じることになる。契約の日、緊張しながらも丁寧に説明を聞き、サインをする手が震えていたのを覚えている。

 

そして納車の日。ディーラーの駐車場で、ピカピカに磨かれた赤いヴィッツが僕を待っていた。鍵を受け取り、初めて「自分の車」に乗り込んだ瞬間の感動は、言葉では表せないほど。

 

シートに座り、ハンドルを握り、「これが僕の車だ」と何度も心の中でつぶやいた。実家に帰る道すがら、カーステレオから流れる音楽と共に、これからの楽しい車生活を想像して胸が膨らんだ。

 

 

【大学時代】友人とのドライブとスノボーの思い出

車を手に入れてからの大学生活は、文字通り自由の翼を得たようなものだった。友人たちから「ドライブに連れてって」とリクエストが殺到し、週末はいつも誰かを乗せて出かけていた。

 

友人4人で車内はぎゅうぎゅう詰めになりながらも、窓を開けて風を感じながら走るのは格別だった。カーステレオから流れる音楽に合わせて全員で歌ったり、行き先を決めずに「とりあえず海方面」なんて言いながら走り出したり。ナビなしで迷子になったこともあったが、それすらも良い思い出だ。

 

 

一番の思い出は、冬のスノーボード遠征だろう。僕の通っていた大学から一番近いスキー場まで車で2時間。朝4時に集合して、みんなで眠い目をこすりながら車に乗り込んだ。荷

 

物を詰め込んだヴィッツの後部座席は狭くなったが、それでも友人たちは文句一つ言わず、むしろ「自分たちだけの遠征」と盛り上がっていた。

 

薄暗い中で見える雪化粧した山々の美しさ。時には猛吹雪に見舞われて視界不良になることもあったが、そんなときこそ車の頑丈さと安定感に感謝した。

 

 

スキー場の駐車場に着くと、急いでボードやウェアを取り出し、朝一番のリフトに乗るために全力疾走。一日中雪山を滑った後は、疲れた体を車に投げ出して、帰り道の温泉に寄り道するのが定番コースだった。

 

車内に蒸気が充満するほど温まった体で、眠気と戦いながら帰路につく。友人たちが後部座席で寝息を立てる中、僕一人が運転を担当する責任の重さを感じつつも、彼らの信頼に応えたいという気持ちで慎重にハンドルを握った。

 

 

車があることで可能になった小旅行も数知れない。大学の長期休みには、思い切って東北まで足を伸ばしたこともあった。片道8時間のドライブは疲れたが、地方の小さな温泉街や観光地を巡る旅は、公共交通機関だけでは絶対に実現できない体験だった。

 

旅先で出会った地元の人から聞いた穴場スポットに車で向かい、それが旅のハイライトになったことも何度かあった。

 

 

卒業間近になると、「この車との思い出」が増えすぎて愛着が湧きすぎていた。何度も洗車し、内装を念入りに掃除し、エンジンオイルの交換も欠かさなかった。そのくらい大切な存在になっていた。

 

大学最後の春、友人たちとの別れの時、駐車場で撮った集合写真では、当然のようにヴィッツも一緒に写っていた。「この車での思い出は一生忘れない」そんな言葉を残して、友人たちはそれぞれの道へと進んでいった。

 

 

【社会人時代】通勤から休日まで10万キロの道のり

大学卒業後、地元企業に就職した僕にとって、ヴィッツは単なる移動手段ではなく、社会人としての第一歩を共に歩む相棒となった。毎朝の通勤ラッシュ、片道30キロの道のりを往復する日々が始まった。

 

当初は「こんなに通勤で疲れるとは」と思ったものだ。でも不思議なことに、車内は僕だけの特別な空間。朝は仕事の心の準備をする時間、夕方は一日の疲れを癒す時間として、車での時間が大切になっていった。

 

 

出勤前に窓の霜を削る冬の朝、エアコンが効くまでの寒さに震えながらも「よし、今日も頑張ろう」と自分を奮い立たせた。雨の日はワイパーの音を聞きながら、窓の外の景色がぼやけていく様子を眺めるのが好きだった。

 

季節の移り変わりを、通勤路の風景から感じ取ることができたのも、車があったからこそ。桜の季節には少し遠回りして桜並木を通り、秋には紅葉の名所を経由するルートを選んだりした。

 

 

社会人になって最初のボーナスで、長年の夢だったカーナビとオーディオシステムをアップグレードした。それからの通勤は、さらに楽しいものになった。好きな音楽を良い音で聴きながらの運転は、ストレス発散にぴったりだった。

 

特に残業で疲れた日の帰り道、大好きなロックミュージックを大音量で流すと、不思議と元気が湧いてきた。

 

 

週末や連休には、一人ドライブを楽しむようになった。誰にも束縛されず、気の向くままに走る自由さ。山道を走れば、マニュアル車ならではのギアチェンジの楽しさを味わい、高速道路では安定した走りが心地よかった。

 

時には海沿いの道を走り、潮風を感じながら日常から解放される瞬間を求めた。車内には常に水筒と小腹を満たすための食糧、そして万が一の時のための道具を積んでいた。「いつでも冒険に出られる準備はできている」そんな気持ちが僕を支えていた。

 

 

就職して3年目、同僚との仲も深まり、週末のドライブ旅行にも誘われるようになった。「じゃあ、僕の車で行こう」と言うと、「あの赤いヴィッツでしょ?」と笑われることもあったが、実際に乗せてみると「意外と快適だね」と言われることが多かった。

 

そんな同僚との旅行で、地元では有名な温泉地を巡る旅が恒例行事になった。車内での会話は、仕事の愚痴や将来の夢など、普段会社では話せないことが中心だった。車という閉じた空間が、人と人との距離を縮めてくれることを実感した瞬間だった。

 

 

気がつけば、メーターの走行距離は10万キロを超えていた。購入時には3万キロだったことを考えると、僕自身が7万キロ以上も走らせたことになる。

 

タイヤ交換やオイル交換など、メンテナンスの知識も増えた。最初は整備工場に任せきりだったものが、簡単な作業は自分でやるようになり、車との絆はさらに深まった。傷やへこみも増えたが、それらは全て僕とヴィッツの物語の一部だった。

 

 

まとめ:初めて買った愛車が教えてくれたこと

大学生活から社会人となった今まで、あの赤いヴィッツは僕の人生の重要な節目に寄り添ってくれました。教習所での苦労を乗り越え、アルバイトで貯めたお金で購入した初めての車は、単なる移動手段を超えた存在になりました。

 

 

朝の冷え込む車内でエンジンをかけた瞬間の小さな震え、友人たちと大きな声で歌いながら海へ向かった夏の日、スノーボードを積んで向かった雪山での冒険、そして新社会人として毎日通った通勤路。

 

10万キロ以上を走り抜けた車内には、笑顔も、涙も、成長の痕跡も、全てが詰まっています。

 

 

車を持つということは、確かに維持費や駐車場代など経済的な負担を伴います。しかし、その代わりに得られる「自分だけの空間」と「行動の自由」は、何物にも代えがたい価値があります。

 

行きたい場所へ好きな時に出かけられること。誰にも邪魔されない自分だけの時間を持てること。そして何より、大切な人との思い出を作る舞台となること。

 

 

初めての車との日々は、責任感や計画性、そして物を大切にする心も教えてくれました。オイル交換や洗車といった定期的なケアを通じて、「持続可能な喜び」とは何かを学んだように思います。

 

 

あなたも、自分だけの車を持つ喜びを味わってみませんか?

 

最初は不安もあるかもしれません。でも、初めて自分の車のキーを握った日から、きっと新しい人生の扉が開きます。

 

行動範囲が広がり、時間の使い方が変わり、そして何より、あなただけの特別な思い出が増えていくはずです。

 

 

 

 

 

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